1987-12-08 第111回国会 衆議院 商工委員会 第1号
ですから、この問題を一つ問題にしなければならないということと加えて、電力料金の中に福祉料金制度をぜひ加えるべきである。これは私鉄もJRも、例えば障害者に対しましてはそういう福祉料金制度をとっております。したがいまして、この電気料金におきましても、この公共性、国民生活とのかかわり、福祉とのかかわりということから、ぜひ障害者あるいはいろいろ困っておられる方に対する福祉料金制度をとるべきだと提言します。
ですから、この問題を一つ問題にしなければならないということと加えて、電力料金の中に福祉料金制度をぜひ加えるべきである。これは私鉄もJRも、例えば障害者に対しましてはそういう福祉料金制度をとっております。したがいまして、この電気料金におきましても、この公共性、国民生活とのかかわり、福祉とのかかわりということから、ぜひ障害者あるいはいろいろ困っておられる方に対する福祉料金制度をとるべきだと提言します。
ちょっと脱線しますけれども、電気・ガス税の値上げのときに福祉料金制度というものを導入したわけです。いわゆる生活保護世帯とか特別な年金者に対しては窓口へ申告すれば安い料金でいいというふうな制度を一度入れたことがあるんですけれども、そういう制度を使える人ばかりじゃないんですね。
加えて、北海道における大企業、全国的に見たって大企業のうちの一つである北海道電力が北海道ではナンバーツーの高利潤を上げていて、なおかつ株主配当についても八%はきちっと支払いをする、こういったことはやっているけれども、たとえば道民代表団が長い間要望を続けてきた福祉料金制度、こういったものを北海道電力として考慮することはできぬのかと言っても、なかなかイエスという答えは出てきてないわけですよ。
それから、福祉料金制度の導入はどうだろうかということでございます。先般も二月二十三日の広島における民間公聴会におきまして、母子家庭のお母さん方から、七万円そこそこの収入で三千五百円から四千円の電気料金を払うのだ、五%内外になる、それにさらに今回の七八・一七%の値上げがもろにかぶってくる、これは大変だ、生活できませんという訴えがございました。
具体的には私はナショナルミニマムを採用して福祉料金制度を採用してはどうかと。たとえば母子家庭あるいは生活保護者、身体不自由者、そういう者に対しては電気・ガス料金の際には福祉制度をこの際採用して、最低ランクを設けてはどうかと、こう考えますが、いかがですか。
かつて、五十一年の料金改定の際に、経過的に福祉料金制度をとったことはございます。
実は先日も、母子家庭その他のいわゆる要保護世帯に対して福祉料金制度を創設したらどうかという御指摘もあったわけでございます。これも趣旨としては私よく理解し得るわけでございますが、先生が御指摘になりましたように、現在の電気料金体系というものが原価主義と公平主義の柱の上に立って組み立てられているというところから、電力料金の面からはさような対応ができないというところに問題があるわけでございます。
なお、生活保護世帯について福祉料金制度を取り入れたらどうか、こういう御指摘もございましたが、電気料金、ガス料金のたてまえといたしまして、需要家に対して公平の原則というのがございまして公平に取り扱いをしなければいかぬということでございます。特定の需要家に対して差別的に有利または不利な取り扱いをすることは許されておりません。
○政府委員(橋本利一君) 現在の電気事業法のたてまえからいたしますと、御指摘のようないわゆる福祉料金制度というのは導入できないたてまえになっておるわけでございます。ただ、要生活保護世帯等に三〇%値下げすればどうかと、幾らぐらいになるかという御指摘でございますので、いろいろな前提を置きましてあえて試算いたしますと、いわゆる要生活保護世帯というのは七十一万世帯ほどあるようでございます。
このような人々のために、電話料金の基本料、度数料、設備料等に、いわゆる福祉料金制度を採用すべきであります。 第六の理由は、電報料金については電報事業全体の改善を図るべきであるということであります。 電報は、電話を引けない階層の人々や僻地、過疎地域の住民にとって緊急の通信手段であることは申すまでもありません。
したがって、いまNHKの財政経理状態から見ると私はこれはこのまま軽視することはできませんし、たとえば電電の福祉料金制度に見られるように、昨年も指摘をしましたように、免除については本来国が福祉政策を進めるべきがたてまえであります。
それから電気料金が、産業用電力と家庭用電力との間にかなりの格差がいままであったことは御指摘のとおりでございますが、今回の値上げに伴いまして、先生も御案内のように、産業用料金のほうにかなり引き上げのウエートが高く家庭料金のほうに低くと、それからまた福祉料金制度等の導入、こういったことがはかられたのは、先生御指摘のような性格のせいではないか、このように考えておる次第でございます。